メイドレポ二日目
そんなこんなで一日目が終了。
普通ならこれでメイドカフェに行くのは終わりのはずだが…私はどうもメイドカフェの事が頭を離れなかった。昨日撮ったチェキを何回も見直してはため息をつくばかり。
なぜなのか。
何がそこまで私をメイドカフェに引き付けるのか。
気が付くと私は
「もえもえきゅーん!」
と、メイドさんとおまじないを唱えていた。
これはいけない。私は何かどんどん沼にはまっていく感覚を覚えた。
一刻も早くこの沼から抜け出さなければならない。
そんな沼にはまっていくような私を見てくまさんはほくそ笑んでいた
くまさん「昨日一番楽しそうにしてた時メイドカフェいたときちゃう?…っていうか実際今めちゃめちゃ楽しそうやんけwwwww」
みなせ「本当すみません…………すみません…………」
くまさん「みなせが楽しんでるならええんや。俺はそれでええねん。」
くまさんめちゃめちゃいい人である。
今回席まで案内してくれたのは新人のメイドさんだった。
いちごちゃん
駆け出し新人メイドで入ってまだ数日。メイクは割ときつめ。綺麗系7割にかわいい系の顔3割を足したような感じ。入って数日なのでトークなども少しぎこちなさがある。だが、そこがいい。ドリンクメニューで特別なモノを頼むとメイドさんたちがホストばりにコールをしてくれるのだが、先輩メイド達はぶいぶいコールしているのに対して新人のいちごちゃんは手拍子をしながら笑顔をうまく作れず、苦笑いをしていたのが印象的。だが、そこがいい。
私は二日目メイドカフェに入った当初
「いや~~みうちゃんがいたらチェキ撮りますけど、いないみたいなんで今回はドリンクだけ飲んでいきましょう~~」
なんてくまさんに言っていたのだが、いちごちゃんと話していたら物凄く一生懸命さになんだか情みたいなのが湧いてきてしまっていちごちゃんと帰り際にチェキを撮ろうかと考えていた(完全にカモの馬鹿)
しかし私は結果いちごちゃんとはチェキを撮らずまさかの別のメイドさんと撮って帰ることとなる。情とはいったい何だったのか。私は最低な人間である。私は最低な人間である~~っ!!!
そんなこんなで私達がメイドカフェでゆっくりしていると、少しづつ客足も出てきた。そんなに混雑しているのではないのだが、メイドさんの人数が足りない。
基本的に平日はメイドさん三人で接客を回すようなのだが、私たちが入店した時はメイドさん二人だった。恐らく一人はキャッチに出ていたのだろう。
しかも、中にいるメイドの1人は駆け出しメイドのいちごちゃんである。
もう一人の先輩メイドは新人のいちごちゃんの面倒を見ながら接客をしなければならないので大変そうだった。
なんだか大変そうなので、さっさとチェキでも撮って帰ろうかとくまさんと話していたところ、丁度、キャッチに出ていたもう一人のメイドさんが帰ってきた。
まりあちゃん
このあと結果的に私がチェキを撮ったメイドさん。私個人的に一番好みの顔をしていた。というか、私の昔の友人に似ていてめちゃめちゃびっくりした。本人がここで働いているのかと勘違いするくらいだった。
そう、結果的に私はまりあちゃんとチェキを撮った。
一度も話していないのだが、私は勇気を振り絞ってチェキをお願いした。
まりあ「選んでいただいてとっても嬉しいです~!ありがとうございます!」
みなせ「ああ~いえいえ!!いや、ものすごく私の昔の友人に似ていてめちゃめちゃびっくりしたので!お願いしようと思いました!」
まりあ「あ~!そうなんですね!じゃあその友人さんも私と同じように~~みたい(なんて言っていたか忘れた)って言われてるんでしょうか~アハハ!」
みなせ「ええ~汗いやどうなんでしょう……!」
という風な感じでチェキを撮って終了。
この後ほぼまりあちゃんとは何も話さずに終わった。
店内が割と混んでいて、かなり忙しめだったので世間話もあまりできないような感じだった。正直、きちんと話してみたかった。(キモい)
今日のライブではまりあちゃんが踊っていて、ライブ中に曲に合わせてポーズを決めるところが何か所かあるのだが、ハートマークを私の方に見せてきたのがすごくかわいくてやっぱり話せなかったことを今でも悔やんでいる。(いい加減キモい)
先述した通りだが、まりあちゃんは私の昔の友人にすごく似ていた。
その友人は人前で踊ったりメイド服を着る、など考えられないようなどちらかというと「陰」のタイプだったのでまりあちゃんを見ていると、昔の友人には全く見えなかった「陽」の部分を見ている気持ちになった。だけれど、時折まりあちゃんも「陰」の表情が見えるのだが、そういう所は私的にとてもグッとくるのだ(死んだ方がいいレベルでキモい)
そんなこんなで私達は夢の国を退国するのだが、私は何か物足りなさを感じていたのだ。
いや、確かに可愛いメイドさん達と話すことがメイド喫茶にいく当初の目的だったはず。別段今日も可愛いメイドさんがいなかったわけではなく、むしろ多い方だった。
じゃあなぜ、物足りないか。
みうちゃんがいなかったからである
私は何かもやもやとしたまま、別の目的地へと向かうのであった。
続きます!